北摂西部・篠山の峠道


 

北摂西部・篠山近郊の低山を縫う落ち着いた山道を走りました。 いにしえの信仰の跡、美しい隠れ里など、これまで素通りしていたものに気づいた走行でした。 ☆2010年4月4日   【大根沢林道】 花山院から乙原へ向かうバス道から左へそれて、千丈寺山と峰ヶ畠の間の谷を登る。 この谷を大根沢と呼ぶらしい。大根沢林道はこの谷沿いに付けられた林道である     大根沢林道 小鳥のさえずり、早春の花々、谷川の清水...山歩きの良さに通じるようなサイクリング(^^) 車は1台も通らず、静かな自然郷をじっくり味わった。 道は所々で未舗装に変わるが、ロードバイクでも十分走れる路面だ。 柴田ファーム入口から永沢寺。茶畑の広がる母子から美濃坂峠を越え篠山に下る。     後川の峠道 【曽地から後川奥へ】 八上から県道川西篠山線を南下。すぐに曽地川沿いの1車線道の分岐があり右折。 幹線道路から外れた集落には落ち着きがある。曽地中で山の作業道と間違いそうな 細い道を左折。入口がわかりにくい。九十九折の坂を登っていくと、曽地の集落を 見下ろす高台に。ヤマザクラやミツバツツジが咲き、ウグイスが鳴く。 車道だがおちついた山道を歩いてたどるような、味わいがある(^^) 峠を越え、茶畑の中を後川奥の民家の前に下りてきた。 抜かしていった車はゼロ。とても静かな好ルートだ。     大船山 【大船山と高売布神社】 後川沿いの県道を道なりに下り小柿へ。端正な大船山が目の前に。 天を突く!という表現がピッタリ。バス道を通らず、羽束川右岸の1車線に入った。 途中に高売布神社がある。古代に創建され、奈良時代の書物にも既に記載があるという 長い歴史の御社。 ちょうど大船山の西側に祭られており、山から登る日の出を鳥居越しに見ることができる。 古代の太陽崇拝の名残を感じさせる配置。神社から大船山を結ぶ線上には 人家も無く、聖域を思わせる独特な雰囲気がある。     高売布神社 【花折の里】 バス道に合流し、木器から香下へ。羽束山登山口から南下し道場へ向かう。 千刈ゴルフ場経由の道を通る方が路面は良さそうだが、敢えてこのルートを 採ったのは、花折の里に一度行ってみたかったから。 ここは北神戸の山々をこよなく愛した市井の登山家、多田繁治が著書で紹介している。 多田さんの御眼鏡に叶った風景とは...     花折の里  日当たりのいい高台に、つつましやかに開かれた田畑と民家。 藁葺き屋根なら向井潤吉さんの絵画のようである。 背後には羽束山とさんしょう山がランドマークのように立つ。 とてもいい場所だ。北摂ではこのような地形の山里は、たいがい開発されて ゴルフ場になっている。よく生き残ったもの。また来よう(^^)     山田ダム 【道場から川下川ダムへ】 このあと道は細くなる。二万五千分の一地形図では破線路だが、実際には細い舗装路が つながっていた。きつい坂を下ると山田ダムの前に。そのまま道なりに下ると武庫川へ出た。 道場駅へ立寄る。いつも電車で来る駅。自転車でココへ来るのは初めて。 駅前の売店で知る人ぞ知る丁稚羊羹をゲット(^^v 道場から武庫川に沿って下る。蛇行する流れは暴れ川の片鱗を感じさせる。 川下川ダムから玉瀬に抜けた。途中この標識が(↓)... まさか、川下川ダムの頭上に橋が架かるとは...意表をつかれた。 新名神は滋賀県で開通している部分のように、天空を渡る高架道路になるんでしょう。 新名神の工事により失われる静かで素敵な尾根コースがあるので、とても残念ですが 橋が出来たら車で走ってみたい!という想いも強くあります。複雑な心境ですね...     新名神の工事 玉瀬から榎峠を越え、長尾山トンネルから大阪空港を見下ろすダウンヒルを 楽しんで変化に富んだサイクリングを終えた。

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