大平峠越えと摺古木山

[中央アルプス南部](2169m)



恵那山を望む




	  まだ行ったことがない中央アルプス、その南端のピーク摺古木山へ登ってきました。
	冬山へは行かない私にとって、今年最初でおそらく最後の日本アルプスです。
	アプローチにはマウンテンバイクを使い、木曽谷から伊那谷へ大平街道を越えました。


☆2002年10月10日(木)
☆アプローチ:  列車 + マウンテンバイク
☆単 独
☆コース  +++8:08南木曽=MTB⇒妻籠⇒11:10木曽見茶屋11:25⇒大平峠⇒大平11:50⇒
    ⇒13:10東沢林道終点・登山口→14:15摺古木山14:30→登山口15:30⇒大平16:10⇒17:10飯田17:41+++
 
 
 
 

 大平宿に残る伝統家屋



 ガレを刻む摺古木山前衛のピーク



   紅葉の東沢林道



 木曽の山なみと御岳 摺古木山より


【中山道】南木曽駅には大阪から2時間少しで着いた。 駅前に大きな木製の灯篭台があり、旧中山道宿場町の 情緒が漂う。駅から西へ少し行くと旧中山道の入り口 を示す道標がある。小さな峠を越えて妻籠へ向かう。 御地蔵様や才の神、古い石畳みの道が残り、沿道の 古い屋敷にも情緒がある。さっそく見逃せないところ だったが、今日は長丁場で先は長い。残念だが素通り。 いくつかの上下を越え妻籠宿に入る。観光地化しては いるがいい町並み。自転車から降りゆっくり味わった。 軒先に花を手向ける家もあり、なかなかいい。 おっといけない。あまりゆっくりしていると摺古木山 に登れなくなるぞ。 【大平峠越え】ぼちぼち、エンジンかけんと(^^;  旧中山道を後に国道256線に入り、急な坂を登る。 朝一番調子の出ない体には酷な登りだ。 30分程で南木曽岳の登山口尾越に着く。 国道を離れ、集落の中を抜ける旧道に入った。 のどかな木曽の山村を抜ける気持ちの良い道。 北に南木曽岳が快晴の青空の下その全容を見せる。 やがて谷が二股に分かれるところに出た。 前方には伸びやかな草原の山が高い。 床浪高原だろうか。右折して右の谷沿いの道を進む。 傾斜がきつくなり、やがて大平峠への分岐を左折。 国道を横切り、全く車の通らない九十九折の峠道を 進む。自然林に囲まれたいい道だ。 但しエンジンのかかりが悪いな(^^;  それほどきつい上りではないが、どうもピッチが 上がらない。途中クッキーを食べてなんとかしのぐ。 大きなヘアピンカーブを曲がり西へ向かって 戻るように登っていく。快晴の空の下、南に恵那山 の全容を見渡すことができた。 【木曽見茶屋と大平宿】  急に若い女性のはしゃぐ声が聞こえ、木曽見茶屋 に着いた。裏街道の山奥なのに営業している茶店が あるとは驚いた。西に南木曽岳の全容を望む 好展望台だ。茶店の中はレトロ調。 バテ解消のためおでんを注文した。 よく煮込まれた玉子2個とコンニャク、昆布。 一気に平らげる。よし少し元気になったぞ。 大平峠まで一気に上り、そのまま原生林の中を下る。 帰りに登り返すのがいやに思えるほど下り、大平宿 に着いた。知っての通り、昭和40年代中頃に廃村 になったが、その後家屋が保存され、囲炉裏端の 一夜を体験できる、いわば和風貸別荘の村だ。 折りしも大型の観光バス3台から小学生の団体が 降りてくるところだった。 村の一角にかつての小学校の校庭と木造校舎が残り、 子供たちの体験学習の場になっているらしい。 深い森に囲まれた山深い小盆地に残る古い集落の跡、 現代の桃源郷... 【東沢林道】 いよいよ本日のメインイベント、 林道の登りと摺古木山登山にうつる。時計を見ると 既に12時を回っている。林道終点の登山口に2時 までに着かなければ登山は中止だ、と歯止めを自らに 課して谷沿いに登る。道は舗装からダートに変わった。 石の浮いた路面は荒れて走りにくい。根気くらべの坂 を登っていくとやがて前方が開け、摺古木山頂上方面 が初めて姿を見せた。 ガレを刻む草山のピークが印象的だ。 さらに登っていくと沢を2本渡り、尾根を回り込む。 紅葉と白土の地肌とのコントラストが美しい。 【摺古木山】  かなりバテたが、なんとか林道の終点にたどり着いた。 時計を見ると1時10分、よしっ山に入ろう(^^) マウンテンバイクは置いて、歩いて登ることに。 最初はきつい登りだったが、すぐに2018m峰西側を回り込む プロムナードとなる。 西のアザミ岳方面のササ原が輝いて美しい。 風穴山を水源とする沢をいくつも渡る。 山の恵みのおいしい水、オーバーヒートした体には 堪えられない味(^^) 頭上に大きな岩のピーク、 背後に白骨林の目立つ円錐形のピークが迫る。 背後のピークが摺古木山だろうか、(実は手前の前衛峰 だったことを後で知る。)道が二股に分かれる。 右は頂上へ1km、左は頂上へ1.9kmとあり、右へ。 見えていた大岩のピークの上に立つ。 南アルプス南部の山が見えて爽快(^^) さらに上をめざす。 ややきつい坂を登り円錐形ピーク西のコルに登りついた。 左側奥に山頂があることをがこのときになって判明。 摺古木山山頂へはシャクナゲの小道を少し歩いて着。 木の間越しに北側の木曽御岳・乗鞍、中央アルプス北部の 眺めがよい。展望は摺古木自然園側に少し下った所にある 露岩の上の方がよい。  下山は摺古木自然園を経由して登山口へ戻った。 途中、谷を渡るところで道の悪い所が1ヶ所あったが、 おおむね歩きやすい。 【伊那谷へ下る】東沢林道を一気に下り大平へ戻った。 しばらく古い保存家屋の中を散歩する。無事山を下りてきて ホッと一息。帰りは伊那谷側の飯田市へ下ることにした。 原生林の中を少し登るとあっけなく切通しの飯田峠に着く。 あとは下るだけだ(^^) 風を切って一気に下り、飯田市郊外の 猿庫の泉へ降りてきた。振り返ると風越山が堂々と聳えている。 でもなんといっても伊那谷の向かい、南アルプスの山なみが 素晴らしい。特に鉄兜のような塩見岳の姿は印象に残った。 飯田駅で自転車をたたみ帰路についた。

サイクルフィールドへ TOPへ            山と仲間と囲炉裏村へ
inserted by FC2 system