心に残るみち
  北見富士のシルエット [石北峠/北海道]



 20歳の夏に初めて北海道を走った。一日目小樽から旭川をめざすが石狩平野の意外な暑さと厳しい日照りのために 手前の深川市で完全にバテてしまい、恥ずかしながら自転車を分解して列車で旭川まで移動した(^^; 翌朝はとても体がだるく、チンタラ走って昼の3時にやっと層雲峡についた。見晴台に登ると対岸の黒岳の眺めがいい。 ここに泊まるつもりで2時間ほどゴロゴロしていたが、散歩がてらに大函見に行こうか、と出発する。しかし難なく大雪ダム の上までやってきた。また層雲峡へ戻るのもなあ...夕方なので涼しい。暑さバテしていた体も回復しているので、 よし石北峠を越えるか、と出発。北海道の山の中だからヒグマでも出るんかなあと思っていたが、予想に反し箱庭のような 清らかな森が国道沿いに続く。やがて展望台に着く。振り返ると残雪の大雪山が見渡せた(意外と低く感じた)。そこから ひとがんばりで峠に着く。時計は18時。土産物屋は閉まっていて無人。  ウインドブレーカーを着こんで東へ下る。何の変哲も無い森の中をしばらく下ると、いきなり夕日に映える広い湿原を 横切った。なんて雄大なんだろう、と思う間もなく再び深い森の中へ。だんだん暗くなってきて心細いかぎりだが、 左前方に北見富士が現われる。夕暮れの紫色の世界に映える美しいシルエット! 夢の世界を走る(^^)        シルエット 北見富士ではありません。北摂の有馬富士です(^^; そして日は暮れて真っ暗となる。時折通る車のヘッドライトに元気づけられながら、麓の滝の湯に着いたのは夜8時頃だった。 午前中の絶不調が嘘のようにさらに勢い込んで走り、夜中の12時石北本線の留辺蘂駅へたどり着く。待合室のベンチで 丸太棒のように爆睡した。今思い返すとメチャクチャやったもんだ(^^; ☆走行記録   自宅→敦賀=(フェリー)⇒小樽→深川+++旭川→石北峠→網走→知床五湖→川湯→弟子屈+++小樽=(フェリー)⇒舞鶴+++ (1980年7月)
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