ぶらり山あるき 8月号 (1/2)

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那岐山
薊岳・明神岳
八淵の滝から武奈ヶ岳へ 
篠見四十八滝から峠山 
 

8/3 那岐山 (1255m) (岡山県東部)

☆地  図 : 2万5千図 「日本原」 「大背」 ☆天  気 : 晴れ ☆単 独 ☆アプローチ  マイカー  ☆歩いたコース    駐車場 10:10→ Bコース5合目 → 12:00 那岐山 12:25 → 12:40三角点ピーク →                         → 13:15大神岩 → 蛇淵の滝 → 駐車場14:10 【毎日暑いなあ】 今日は久々に車と時間が丸一日空いている(^^)v こんな日は電車バスでは 日帰りで行けない山へ! しかしメチャメチャ暑いなあ、大阪は。こんな日は比較的標高が高く、 水が豊富なコースへ行きたい。大台ケ原へ行こうか、と思ったが国道169号線が土砂崩れで不通という 情報が...残念。そこで西へ目を転じ、沢沿いコースがあると思われる岡山県東部、那岐山へ行く ことに決定! やや出遅れて8時に出発。宝塚ICから中国道に入り、意外と早く約2時間で 那岐山B・Cコース登山口、蛇淵の滝下の駐車場に着いた。やっぱり車は便利だなあ、当たり前だけど... 【沢沿いのBコースを登る】 B・Cコースの分岐を右へ、Bコースに入る。ちなみにこの那岐山、 岡山側にA・B・C、3コースが整備されている。このうち中央のBコースが沢沿いを歩くコースだ。 すぐに沢を立派な橋で渡る。杉人工林の中を行くコースはとてもよく整備されていて、地元の力の 入れようが感じられる。沢の左岸の斜面を流れから離れて急登。小1時間で5合目、と書いた所へ出て、 細い沢を渡る。冷たい水を頭から浴びた。ああ、最高!極楽、極楽(^^)   しばらく斜面を巻くような道を西へたどる。白地に紫色の斑点がある花が目に付く。初めて見る花。 森の妖精のようで印象的だ(帰宅後調べたところヤマジノホトトギスと判明)。
     ヤマジノホトトギス
【那岐山へ】 やがて道標のある分岐へ出た。「左 黒滝200m」 とある。どんな滝か興味は
あったが、まだ先は長いと思い素通り。この辺りから20人近い下り登山者とすれ違う。登っていく
うちに下の日本原平原が見え始める。頂上方面も見え出した。尾根に出て左側に回り込む。と、
沢の音が近づいてきた。が、期待に反し(^^; 登山道は沢から再び遠ざかる。ようやく自然林帯に
入り黙々と登っていくと8合目、と書いた所へ出た。そしてなんと水が流れているじゃないか! 
こんな高い所に水場があるなんて、うれしいなあ。もちろん頭から水を浴びる。ああ、極楽、極楽(^^)
 8合目を越えると徐々に高い木が無くなり、明るい潅木帯の登りとなる。開放的で気分は最高だ。
右からAコースを合わせると、少しで大勢の登山者が休む山頂1255mに着いた。四方に展望が開け、
実に雄大だ。特に西に峰続きの山、滝山が見えて印象的!ササの尾根がまろやかに続き、とても
感じが良い。いつか歩いて見たいものだ。花はノリウツギが咲いて彩りを添える。

     那岐山より滝山を望む

【Cコースを下る】 山頂から西へ1240mピークから南へCコースを下る。日本原高原を見下ろす
明るい笹尾根で爽快、爽快(^^)すぐに潅木帯を経て樹林帯へと入る。この付近、ホツツジ、
ヤマジノホトトギスなどの花が多い。やがてなだらかになり少し登り返すと展望の良い露岩、大神岩に着く。
下界の眺めはもちろん、越えてきた山頂を振り返るのにちょうどよい展望岩だ。ここからよく
整備された登山道は急斜面をジグザグに下るようになり、一気に下って林道へ。一日の山行の余韻を
楽しみながら地道の林道を車に戻った。

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8/5 薊岳 (1406m) ・ 明神岳 (1432m) (台高北部)

     薊岳 明神平より

☆地  図 : エリアマップ「大台ケ原」 
☆天  気 : 晴れ 
☆単 独
☆アプローチ  電車・バス 
☆歩いたコース
   大又 10:30 → 12:30 薊岳 12:45 →  13:45 明神岳  → 14:00 明神平 →
                        → 15:50 大又 → 16:10 やはた温泉

【大又から登る】 今日は休暇が取れたので、薊岳へ行ってみた。近鉄で榛原へ行き、大又行き
バスに乗る。バスは山間部を走るためかミニチュアサイズのマイクロバスだ。清流沿いに深い山里を
抜け、約1時間10分で大又に着く。
 大又から薊岳への登山道は取り付きが分かり難い。神社の入り口を入らずに外周に沿って右に
行くのが正解。少し登ると車道に合流し二股に道が分かれるが道標があり左の車道へ。少し上がると
登山道の入口がある。登山道は広くてよく整備されている。杉の植林の中の急な登りが延々と続く・・・
大又〜薊岳間は標高差が1000mほどあるのでじっくり登るしかない。

【薊岳】 登り始めて1時間15分で大鏡池に着く。但し池の水はほとんど涸れていた。
ようやく薊岳、そしてその南の木の実ヤ塚も見え出した。杉に混じってブナの大木も見られるように
なり感じがよい。2〜3の小ピークを越え、最後の急登を頑張ると薊岳の雌岳に着いた。最高峰の
雄岳はすぐだ。幸い快晴で頂上からは南に大台ヶ原、西に大峰の大普賢岳、北に曽爾の山々が見晴らせた。
日差しは暑いが、そよかぜが吹いて気持ちよい。日影を求めてそのまま明神平方面に進むと、
そこはブナの世界!下草が無くブナの木が林立する明るい尾根となり、とても感じがよい。
草の上に座って昼飯とする。

【明神岳】 ブナの稜線歩きを楽しんで明神平方面に進む。とてもいいところだ。やがてササと
ブナの斜面の登りとなり、登り切ると青々とした広い原っぱが目の前に出現!明神平だ。三つ辻の
分岐を右に進み、明神岳へ行ってみることに。木立の中のササ道を10分、縦走路の通過点のような
山頂に到着。展望は無いが清潔で落ち着ける場所だった。元の分岐に戻り、明神平へと下る。
青々とした原っぱの正体は一面のシダだった。明神平のあずまやの前で今日初めての登山者に会った。
左上に烏帽子のような薊岳が大きく聳え印象的だ。

     明神平

【大又林道を下る】 暑いのでそのまま谷へ下る。予想通り水場はすぐだった。豊富な水源、冷たく
ておいしい岩清水。頭から浴びて涼をとる(^^) 小休止の後、ジグザグに付けられたとても歩きやすい
登山道を下る。但し途中、山崩れで山小屋が半壊している所はすさまじい。林道に降り立ち舗装の
1車線道を時々現れる滝を楽しみながら大又まで下った。
終バスにはまだ時間があるのでもうひと頑張り、やはた温泉まで歩き暑いお湯につかってゆっくり
くつろいだ後帰宅した。 

[参考バスダイヤ] 最近ダイヤ変更が有ったらしく大又発の最終バスが17時台になっています。
          バス利用の方はご注意ください。

       榛原発 大又行       7:15(日祝運休)   9:15

       大又発 榛原行      16:10        17:08

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8/9 八淵の滝から武奈ヶ岳へ (比良)

  ☆地 図 エリアマップ「比良山系」   ☆天 気 曇り時々晴れ   ☆単 独   ☆アプローチ 電車・バス             行き: +++近江高島=バス⇒黒谷             帰り: 比良ロープウェイ山上駅⇒山麓駅→比良トピア⇒近江舞子+++   ☆コース    黒谷9:15→八淵の滝10:45→12:15八雲ヒュッテ12:30→13:10武奈ヶ岳13:30→           →コヤマノ岳→八雲ヒュッテ→八雲ヶ原湿原→14:45比良ロープウェイ山上駅 【黒谷口から八雲ヶ原へ】 電車・バスアプローチで黒谷口へ。長い林道歩きの後、谷沿いの登山道に ようやく入る。1時間近く歩いてようやく魚止の滝へ。越えると障子の滝の真下へ出る。 滝の右岸のハシゴ・クサリ場を登って通過。
     障子の滝 (写真左に写るクサリを登る)

結構スリリング。滝を越えてクサリ場を急登するとガリバー旅行村からの道に合流。道標があり、
登ってきた道は転落注意、とある。よく整備された道を上流へ進むと八淵の滝の前へ出た。
ガイドブックに紹介されている様に、象形文字のような模様が石に刻まれている。谷を広く見渡せる
広場になっていて一休みによいところだ。
 さらに登ると谷が袋小路となり大きな滝(貴船の滝)の前に出る。ルートは右岸から左岸へ
クサリを伝って渡り、切り立った岩をハシゴ・クサリ場で越える。ルートを示すペンキ印が
ややクドいが、安全に越えることができた。さらに小さな滝をいくつか越えるとオガサカ道の
取り付きが左に分れるが、右の道は「八雲ヶ原へ」とある。
エリアマップに載っていない道だが、「関西の山あるき100選」(昭文社)に紹介されている
コースだ。道はオガサカ道の1本西側の尾根に取り付く。急な登り。シャクナゲが多い。かなり
登ると右手に比良山スキー場のゲレンデが見え始める。「幻の滝展望台」と書いたところへ出たが、
木が繁って滝は見えない。さらに少し登るとスキー場のゲレンデに飛び出した。右へ少し下ると
八雲ヒュッテに着く。

【武奈ヶ岳・コヤマノ岳】 昼食を済ませ、イブルキのコバから武奈ヶ岳のコースを歩く。
沢に沿った自然林のコースは涼しい(^^) 武奈ヶ岳は4回目の登頂。人が居らず、静かな登頂気分に
浸ることが出来た。360度の展望。東には琵琶湖に浮かぶ沖ノ島・竹生島。北には若狭湾が
少しだけ見える。西は京都北山の山々が幾重にも連なり、南は蓬莱山が大きい。帰りにコヤマノ岳へも
初めて登ってみた。比良山系第2位の標高だが、展望が無く忘れられた山。
だが、ブナが多く良い所だった。スキーリフトの最高点からゲレンデを八雲ヒュッテに戻った。

     コヤマノ岳のブナ

【八雲ヶ原にサギソウ】 八雲ヶ原の木道を散策。サギソウが咲いている。人が全くおらず、
じっくり観察できた。

     サギソウ
その後北比良峠へ。一日の充実した山歩きに満足し、ロープウェイとリフトで下山。

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(^^)(^^)(^^) 比良トピア  (^^)(^^)(^^)

下山後は今年の6月に出来たばかりの温泉施設「比良トピア」へ。まだきれいだ。入場料¥500。 野天風呂やジャグジーもあってくつろげる。比良駅〜山麓駅間のバスが立ち寄るので電車・バスの 場合もOK。
     
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8/11 篠見四十八滝から峠山(630m) [丹波・多紀アルプス]

  ☆地 図 2万5千図 「村雲」   ☆天 気 晴れ のち にわか雨   ☆単 独   ☆アプローチ  マイカー   ☆コース 篠見キャンプ場10:30→一ノ滝→11:15稜線のピーク→11:30峠山11:35→12:00篠見キャンプ場  今日はサッカー合宿のため京都丹波の瑞穂町に滞在している長男の様子を見にいった。そのついでに まだ登っていない多紀アルプスの篠見四十八滝から峠山を目指した。
     岩峰 篠見四十八滝の登りより

 車で家族連れで賑わう篠見キャンプ場へ。篠見四十八滝道を登る。水は極端に少なく中腹の滝では
水が涸れていた。赤目や滝畑の四十八滝を想像していくとギャップが大きい。きつい滝道には所々
クサリ場もある。一の滝を越えると急で長い岩棚の登りとなり、ロープを頼りに登る。向いの尾根の
岩場が切り立って、すさまじい。多紀アルプスと名乗るだけはある。岩場を越えると分岐があり左へ
尾根に沿って登っていく。少し繁り気味だが道はしっかりついている。急にいい道が交差。そのまま
直進すると峠山東隣のCa610mピークに着く。北に八ヶ尾山方面へのしっかりした踏跡が分れる。
 峠山へは西へ尾根を辿る。一旦鞍部に下ると立派な指導標が立ち、左に篠見キャンプ場への道が
分かれる。直進して峠山山頂を踏んだ。植林に囲まれた展望の無いピーク、流れるそよ風で涼を取っ
た。帰りはさきほどの鞍部に戻り、とても歩きやすい遊歩道をキャンプ場に下った。

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