北摂の峠 <天引林道・猪ノ子峠>
☆天引林道
天引に着いたのは2時。篠山へ行くつもりだったが、遅くなってしまった。
予定を変更し、まだ走っていない天引林道を登ることにした。
ススキが小金色に輝く...秋だなあ...
沢沿い1車線の道、車は1台も通らず、じっくり走ることができた。
途中、深山を見上げるポイントが1ヶ所だけあった。
リモコングライダーが頂上の周りを悠然と舞っている。
アンデスの空高く飛ぶコンドルのようだった...
天引林道 杉の枯れ枝が一面に
多紀三山 おぐらたわより
☆名月峠と猪ノ子峠
名月峠を自転車で越えるのは初めてである。
名月姫の墓所に立ち寄り、薄幸の佳人の運命に想いを馳せる。合掌。
名月姫については<参照HP>など。名月姫についての伝承は諸説あり、
今に伝わる能勢の悲話は史実ではないのかも知れません。
しかし今でも婚礼の車は姫に気を遣ってこの峠を越えないそうです。
能勢の人の心に今も名月姫の伝承は生きているのでしょう...
名月峠を下り、猪ノ子峠へ向かう。ここへ来るのは25年ぶりだろうか。
少し登ると福祉施設の前から道幅は1車線となり、なんと舗装が切れてダートに。
未だに未舗装とは予想していなかった。ロードバイクには酷な道だ。
路面を選んでゆっくり登り峠に着いた。古い道標、石碑が立つ。
能勢から野間峠を越えて京へ向かう街道筋の峠だったのだろう。
猪ノ子峠
以前と変わらぬ未舗装の道。峠の先には安徳天皇ゆかりの史跡もあった。
時の流れが止まった世界に紛れ込んだような、不思議な峠越えだった。
☆2009年10月11日
☆晴 れ
☆コース: 川西 → 黒川 → ひいらぎ峠 → 埴生/さか栄 → 天引 → 天引林道 →
→ るり渓高原 → 広野 → 名月峠 → 猪ノ子峠 → 黒川 → 川西
☆うどん処「さか栄」
いくつもの峠を越え、立寄った。
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