木津川・奈良公園MTB 




       
         志賀直哉旧邸



☆マウンテンバイク ☆2008年1月27日  日頃の運動不足解消の為、丸1日じっくり走り込むことにした。猪名川から神崎川、淀川、木津川と河川敷を走り、奈良をめざす。 気温は日中でも4℃と寒いけれど、スキーウエアと冬用スパッツなら全く寒さを感じない。強いて気になるのは足の裏の冷えくらいか。 木津川沿いを走るのは15年ぶり。途中、時代劇の撮影で知られる流れ橋を渡って対岸へ。やや単調、でも走りやすい道が続く。 木津からR24を南下、平城山駅の南で西の京サイクリング道に入った。市街地から近い所に感じのいい里山風景が残っている。 道なりに走り東大寺の前へ。若草山は3月まで入山できないので諦め、春日山から飛火野辺り... ゆらゆらと走る...  春日の森を出て志賀直哉旧邸の前へ。中へ入ってみることにした。「暗夜行路」の最終章が書かれたという書斎の窓からは若草山が よく見える。部屋の装いは洋風・和風取り入れたしゃれたもの。間取りや窓・天井・押入れの構成に至るまで細かくこだわっている。 ガス湯沸器など当時の最先端ハイテク機器も残されていた。文化人のサロンだったらしく応接間、食堂はとても広い。       ガス湯沸器 一方、妻子のプライベートのスペースがしっかり確保され、庭には子供達のために作られたという小さなプールまであった。 この旧邸、なんと志賀直哉本人が設計した建築だという。進取の気性に富んでいて、しかも家族を大切にする人...好感が持てる。 この家の主が「暗夜行路」の悩み多き主人公を描いたの?ちょっと違和感を感じた。今の時代に生まれておられたらベンチャービジネス の起業家にでもなったんじゃないかな、などど思いつつ旧邸を後にした。         考えてみると奈良の街を訪れるのは30年ぶり、高校の頃の遠足以来である。遠足といっても団体行動ではなく各自自由に好きな所を 歩く自由遠足スタイルだったと記憶している。生徒を信頼して自由にやらせてくれたものだ、と今にして思う。そのときに訪れた浮御堂、 以前と変わらぬ姿のままで懐かしい。       浮御堂 奈良の街を後に木津川、旧西国道と走り帰宅... ☆コース:川西→園田→鳥飼大橋→御幸橋→木津→奈良→御幸橋→旧西国道→川西(約150km)
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